【ソウル聯合ニュース】韓国で先月、心身が健康にもかかわらず非就業・非求職(非労働力人口)で、家事・育児や学業などもせず休んでいる人が、200万人を超えたことが分かった。
 統計庁が20日までにまとめた1月の雇用動向によると、ただ休んでいる人口は201万5000人で、2003年の統計発表開始後、単月で最大だった昨年1月(187万2000人)を14万3000人上回った。韓国の15歳以上の人口の4.9%にあたる。
 この人口は、景気の影響もあるが、基本的には高齢化に伴い増加傾向にある。2003年は91万人だったが、翌年に100万人を超え、2009年の148万人から2010年は142万人に減った後、2011年は160万人と再び増加している。最近は、ベビーブーム世代の定年退職が増加を加速させているみられる。
 15~64歳の生産年齢人口で見ても、4.5%の159万人に上った。
 特に20代の増加が目を引く。ただ休んでいる人は前年同月比で15か月連続で増えている。特にこの3か月の増加は、昨年11月が前年同月比10.2%、12月が11.1%、先月が27.3%と2桁増が続く。先月休んでいた人口は33万7000人で、20代人口(625万人)の5.4%を占めた。
 また、30代で休んでいる人口も先月は2万3000人と、12.7%増えた。20~30代での増加は、若年無業者(ニート)が急増するシグナルではないかという懸念を生んでいる。韓国政府も、1月は季節的な要因があったとしながらも、注視する姿勢を見せている。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0