【ソウル聯合ニュース】韓国政府の高官らが、資源開発会社CNKインターナショナルの子会社によるカメルーンのダイヤモンド鉱山採掘権取得に関し、虚偽の報道資料を外交通商部に発表させCNKの株価をつり上げて不当な利益を得たとされる問題で、金殷石(キム・ウンソク)前外交通商部エネルギー資源大使が17日午前、ソウル検察庁に出頭した。
 金前大使は、推定埋蔵量を水増ししたCNKの報告書を基に、外交通商部名義で虚偽の報道資料の作成・配布を主導した疑いがもたれている。
 監査院の監査結果に納得できないかとの報道陣の質問に、金前大使は「できない。懲戒を受けたり刑事処罰を受けるようなことはしなかった」と答えた。金前大使の兄弟もCNK株を購入し利益を得たとされるが、「虚偽と知りながら弟らに株式取得を勧めたというのは、つじつまが合わない」とした。
 また、CNKの報告書の内容を真実と思っていたと主張。金前大使は「カメルーン政府関係者から、(報告書にある)埋蔵量を徹底的に、綿密に確認したと聞いた」とし、同政府が所定手順と規定にのっとり開発権を与えたため、まったく疑わなかったと話した。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0