【ソウル聯合ニュース】黄海上の南北の軍事境界線と位置付けられる北方限界線(NLL)地域を管轄する北朝鮮軍団長から更迭されたとみられた金格植(キム・ギョクシク)大将の健在ぶりが確認された。
 金大将は一昨年に発生した韓国・延坪島への砲撃事件を主導したとされる人物。故金正日(キム・ジョンイル)総書記の生誕70周年に当たる16日、首都平壌の錦繍山太陽宮殿(錦繍山記念宮殿)で行われた記念行事で、敬礼する場面が朝鮮中央テレビの報じた映像で確認された。
 行事には党・政・軍の各界関係者が参加。前の列には金明国(キム・ミョングク)大将、玄哲海(ヒョン・チョルヘ)大将、金英徹(キム・ヨンチョル)人民武力部偵察総局長らが並び、金格植大将はその後ろの列に立っていた。
 金大将は2009年2月にNLL地域を管轄する第4軍団長に任命され、延坪島への砲撃事件を主導したとされる。先ごろ、第4軍団ではない別の場所で姿が確認されたほか、金総書記の死去後に発表された国家葬儀委員232人に含まれず、更迭されたとみられていた。

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