【ワシントン聯合ニュース】米国防情報局(DIA)のバージェス局長は16日(日本時間17日)、上院軍事委員会の公聴会で、「北朝鮮政権が米国との関係改善に向け核開発計画の一部を放棄することもあり得る」と証言した。ただ、北朝鮮が核兵器を完全に放棄する可能性は低いとの見解を示した。
 バージェス局長は、北朝鮮政権は核開発計画やミサイル計画を進めることで戦略的抑止、国際社会の特権、外部からの経済的・政治的譲歩などを得ていると説明。また、最近の権力承継により核兵器に対する北朝鮮の認識が変わった兆候は見られないと述べた。
 北朝鮮軍部が警告なしに韓国を攻撃することもあり得るが、物流面での力不足、軍備の老朽化、訓練不足などの限界があると指摘した上で、北朝鮮も武力を通じて朝鮮半島を統一できないという事実を認識しているため、自国の生存を脅かす水準の攻撃には乗り出さないだろうとの見方を示した。

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