【ソウル聯合ニュース】韓国百貨店の高級ブランド売上高が昨年、20%近く急増した。
 知識経済部などが9日に公表した資料によると、新世界、現代、ロッテの韓国3大百貨店の2011年高級ブランド売上高は前年比19.8%急増した。
 「ルイ・ヴィトン」「グッチ」「ティファニー」「シャネル」「エルメス」など外国高級ブランドの売上高は商品群別の増加率でも断トツの1位だった。
 金融情報企業によると、こうした高級ブランドの消費増加などの影響で、主要百貨店と流通企業の営業利益も大幅に増加すると予想される。主要百貨店7店舗と流通企業の営業利益は前年比12~16%成長すると推定された。
 東洋証券の関係者は、昨年、仁川市内の百貨店が1階のフロアを高級売り場に転換してから売上高が前月より20%以上成長したことを例に、「売上高の増加で、高級ブランドが占める割合は高い」と指摘する。また、HMC投資証券関係者は、「販売チャンネルの拡大などで高級ブランドの売上高が急増している」と説明した。
 韓国での高級ブランドブームは、米コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーの報告書でも確認することができる。それによると、韓国の高級ブランド市場は2006年以降、毎年平均12%成長し、2010年には45億ドル(3470億円)に増えた。
 特に家計所得のうち高級ブランド消費が占める割合は5%で、4%の日本を上回るなど、高級ブランドに対する韓国の消費傾向が日本を上回っていると分析した。

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