【ソウル聯合ニュース】LG電子が1日に発表した2011年10~12月期の売上高は13兆8000億ウォン(約9335億円)だった。営業利益は231億ウォンとなり、黒字転換した。携帯電話事業は7四半期ぶりに黒字に転じた。
 これにより、2011年通年の売上高は前年比3%減の54兆2566億ウォン、営業利益は同58.9%増の2803億ウォンとなった。
 2011年10~12月期を事業部門別でみると、ホームエンターテインメント(HE)部門は売上高6兆3135億ウォン、営業利益1497億ウォンを記録した。年末商戦で売上高は前期比18%増となった。薄型テレビは四半期では過去最高の880万台が販売された。
 モバイルコミュニケーション(MC)部門は売上高2兆7751億ウォン、営業利益120億ウォンを計上した。このうち、携帯電話の売上高は2兆6953億ウォン、営業利益は99億ウォンとなった。販売台数は前期比16%減の1770万台だったが、スマートフォン(多機能携帯電話)の販売増加が売上高を押し上げた。とりわけ、高速無線通信「LTE」に対応した最新スマートフォンの販売拡大などにより、2010年1~3月期以来の黒字になった。
 ホームアプライアンス(HA)部門は過去最高となる2兆9854億ウォンの売上高を達成した。ただ、原材料価格の上昇や為替レートなどの影響で営業利益は前期比55億ウォン減の646億ウォンとなった。
 エアコン・エネルギーソリューション(AE)部門の売上高は6796億ウォンで、379億ウォンの営業損失となった。
 パネル事業の営業利益は前年比で2倍超の4232億ウォン、携帯電話事業は2812億ウォンの赤字となったが、前年に比べ赤字額が半分以上減少した。
 同社は今年の売上高目標を57兆6000億ウォンに設定した。投資は、施設に1兆6000億ウォン、研究開発に2兆6000億ウォンなど、計4兆2000億ウォン。水処理や発光ダイオード(LED)、ヘルスケアなど成長事業への投資も行う方針だ。

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