【ソウル聯合ニュース】韓国政府の高官らが株価操作で不当な利益を得たとされる問題で、ソウル中央地検は30日、外交通商部の家宅捜索に踏み切った。
 不正に関わったとされる同部の金殷石(キム・ウンソク)エネルギー資源大使の事務室や報道官室などからパソコンや書類を押収した。
 検察は同部本庁とカメルーン大使館がやり取りした資源開発会社CNKインターナショナル関連の外交電文の確保に全力をあげている。金大使の自宅も捜索する。
 外交通商部が捜査機関の家宅捜索を受けるのは今回が初めて。
 同問題をめぐっては、CNKの関連会社によるカメルーンでのダイヤモンド鉱山採掘権取得について、複数の政府高官が水増した推定埋蔵量を外交通商部に発表させ、会社の株価をつり上げる方法で多額の利益を得た疑いがもたれている。
 検察は金大使が外交通商部で虚偽の報道資料配布(2010年12月17日)を主導し、CNKの株価急騰のきっかけを作ったとみている。金大使の2人の兄弟や秘書らもCNKの株を購入し利益を得ている。

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