【ソウル聯合ニュース】ソウル市内の女性相談所に寄せられた性暴力など女性暴力に関する相談件数が過去5年間で倍増したことが分かった。
 ソウル市によると、女性暴力の相談件数は2005年の4万208件から2010年は9万197件に増えた。家庭内暴力の相談は2005年8117件から2010年は6万608件に急増した。性暴力相談は同期間、1万9065件から2万3956件に増加した。
 市関係者は、積極的な広報で「女性緊急電話」などさまざまな相談窓口の認知度が高まり、相談に関する認識が改善した結果だと説明した。
 一方、相談所の数は2007年に77か所に増えたが、2010年には62か所に減った。相談件数が急増した家庭内暴力相談所は2007年48か所から2010年36か所に減少している。
 市関係者によると、政府の支援金を受けている女性相談所は約20か所のみ。相談は急増したが政府の支援は不足しており、市では相談員の不足などを訴えている。

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