【ソウル聯合ニュース】今年の物価安定目標の達成が事実上、困難になった。
 韓国銀行(中央銀行)は29日、今年の消費者物価上昇率が前年比4.0%(暫定値)を記録したと明らかにした。
 2010~2012年の物価安定目標は消費者物価上昇率3.0%プラスマイナス1%であるため、辛うじて目標を達成したようにもみえる。
 ただ、政府が11月末に消費者物価指数の調査対象品目を改編したため、消費者物価指数の上昇率が低下しており、旧指数基準でみた場合の物価上昇率は約4.4%となる。
 韓銀は物価上昇の要因について、▼北半球の異常寒波、中東地域の政情不安などによる国際原油価格の急騰▼口蹄疫(こうていえき)による畜産物価格の上昇▼農産物の作況悪化による野菜価格の高騰などを挙げている。
 来年の消費者物価上昇率は3.3%で、今年より多少低下すると予想した。

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