家族を題材に歴史と個人の関係に焦点を当ててきた平田さんは、1990年代の一連のオウム真理教事件をきっかけに集団と組織の関係に注目し始めた。
今作の舞台は都市近郊に暮らす一見、平凡な夫婦の家庭で、実はテロを計画する極左革命組織のアジトとなっている。組織員と、テロ組織とは知らずに訪れる人が巻き起こす騒動を通し、集団の論理と個人の日常の隔たりを浮き彫りにする。
来年1月12~15日、ソウルの斗山アートセンターで上演。
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