【ソウル聯合ニュース】世界の景気鈍化で、韓国製造業部門は企業の景況感を示す指数の見通しが2年5か月ぶりの低水準となった。
 韓国銀行が28日に発表した企業景気実査指数によると、来年1月の製造業の景況判断指数(BSI)見通しは前月より4ポイント下落した79を記録した。これは2009年7月(78)以来の低水準。
 BSIは100を上回ると、景気を良いとみる企業が悪いとみる企業より多いことを意味し、100未満ならばその逆となる。
 今年12月のBSIは前月より3ポイント下落した80だった。BSIとBSI見通しが同時に下落したのは実際の景気状況も悪いが、今後さらに悪化するとの心理的要因まで含まれており、企業経営を萎縮させる否定的な要因になりかねない。
 一方、非製造業の今月BSIは83で前月より5ポイント上昇したが、来月の見通しは83で1ポイント下落した。
 今回の調査は全国2774社の法人企業を対象に行われ、このうち製造業1618社、非製造業890社の計2508社が回答した。

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