【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が2日に発表した11月末の外貨準備高の現況によると、韓国の金保有量は54.4トンに増えた。同行は6月から7月にかけて金保有量を25トン増やしたが、約4か月ぶりに新たに15トン増加した。
 金保有高(原価ベース)は21億7000万ドル(約1687億円)で、前月末の13億2000万ドルより8億5000万ドル増えた。外貨準備高に占める金の割合(原価ベース)は0.4%から0.7%に上昇した。
 韓国銀行関係者は「投資多角化を通じ、リスクを最小限にとどめ、収益を高めるため11月中に金を購入した」と説明した。
 一方、11月末現在の外貨準備高は3086億3000万ドルで、前月末より23億5000万ドル減少した。外貨建て資産のドル換算額が減少したことによる。内訳は有価証券が90.5%、預金が6.9%、特別引出権(SDR)が1.1%、国際通貨基金(IMF)リザーブポジションが0.7%など。
 韓国の外貨準備高は10月末基準で、中国、日本、ロシア、台湾、ブラジル、スイス、インドに続く世界8位となっている。

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