起亜自の「レイ」=(聯合ニュース)
起亜自の「レイ」=(聯合ニュース)
【西帰浦聯合ニュース】起亜自動車が発売したクロスオーバー・ユーティリティー・ビークル(CUV)「レイ(RAY)」の電気自動車(EV)モデルが来月から官公庁に供給されることが分かった。
 起亜自の鄭然国(チョン・ヨングク)副社長ら関係者は29日、済州・西帰浦市内のホテルで開かれた「レイ」の発売発表会で明らかにした。
 「レイ」のEVモデルは、現代・起亜自動車グループでは現代自動車の「ブルーオン」に続き2台目のEVとなる。1.0リットルエンジンを搭載し、軽自動車ながら広い車内空間を実現した。
 一方、鄭副社長は会見で、10~12月期の販売低迷により韓国自動車市場の年間販売台数は当初予測の162万台から156万~157万台に落ち込むとの見通しを示した。
 以下は鄭副社長らとの一問一答。
――来年の市場の見通しは。
 「(内需不振は)来年1~3月期か上半期(1~6月)まで続くのではないか。ただ、起亜自動車は小型車や軽自動車に強みがあるため競争力がある。10月に新型『プライド』を発売し、『レイ』も適時に発売したため適切に対応できるだろう」
――長期的な発売計画は。
 「来月中旬から(電気自動車)の官公庁の需要にまず対応し、その後の反応を見て一般発売の時期を決める。現在10台ほど製造したが、来年からは年間2000台生産する計画だ」
――「レイ」の発売は軽自動車「モーニング」の販売に影響しないか。
「その可能性もある。ただ、『モーニング』は軽自動車としての利点を強調した車であるのに対し、『レイ』は空間を広く活かした点で需要が分かれる。月間販売5000台が目標」
――同じ軽自動車の「モーニング」に比べ価格が高い。
「『レイ』は空間効率を強調し、安全性も向上したため価格が高くなった。ただ、日本では同じブランドから発売された軽自動車で最大500万ウォンの価格差があるが、『レイ』は従来の軽自動車モデルに比べ110万~140万ウォン程度高くなったに過ぎない」

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