【ソウル聯合ニュース】開城の満月台(高麗の王宮跡)発掘事業を推進してきた韓国と北朝鮮の実務者らは28日、開城で実務協議を行い、韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件を受けての北朝鮮制裁措置で中断した同事業を早急に再開することで合意した。
 南北歴史学者協議会は今回の実務協議を土台に発掘時期を確定する予定で、早ければ来月中に再開されるとみられる。同協議会関係者は「7~8月の雨で発掘地域の水害が大きかった。対応措置が急がれている」と話している。
 満月台発掘事業は韓国の南北歴史学者協議会と北朝鮮の民族和解協議会を中心に、2007年から進められてきた。2010年まで4回にわたる調査が行われたが、北朝鮮制裁措置によって全面的に中断された。

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