【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は28日の論評で、26日に投開票されたソウル市長選で野党統一候補の朴元淳氏(パク・ウォンスン)氏=無所属=が当選したことについて、「南朝鮮(韓国)人民の気概を示したもう一つの市民革命」と評価した。
 また、民主改革勢力が与党ハンナラ党候補を圧倒的に抑えソウル市長に当選したとし、南北関係を破局に追い込んだ現政権に対する民心の厳格な審判だったと指摘。新政治、新社会、南北関係改善と統一を願う南朝鮮(韓国)人民の真の選択だと主張した。
 一方、市長、区長、郡守を選ぶ補欠選挙でも民主陣営が優勢だったと、事実と異なる内容も報じた。基礎団体首長を選ぶ11選挙区ではハンナラ党候補8人が全員当選している。
 これに先だち、朝鮮中央通信も27日、朴氏が当選したことを報じ、「南朝鮮の保守勢力に対する民心の厳しい審判」とした。

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