【ソウル聯合ニュース】起亜自動車が28日に発表した7~9月期連結決算は売上高が前年同期比14.9%増の9兆9900億ウォン(約6855億円)、営業利益が21.9%増の8276億ウォンとなった。当期純利益は6479億ウォンで、同8.0%減だった。
 世界市場での販売台数は「モーニング」「K5」「スポーテージR」など主力車種の新モデルの発売やブランドイメージの向上などにより、前年同期比19.3%増の61万1898台となった。1~9月の販売台数は前年同期比23.4%増の185万3250台。
 1~9月の売上高は前年同期比25.2%増の32兆2283億ウォン、営業利益は51.4%増の2兆6994億ウォン、当期純利益は45.2%増の2兆7289億ウォンとなった。
 売上高の向上は販売台数の増加に加え、「K5」など中型車と「スポーテージ」「ソレント」など多目的レジャー車(RV)の販売が拡大し、販売単価が上昇したため。営業利益増加は安定的な原価構造の継続、市場競争力の強化による量的・質的成長が要因。
 世界最大市場の米国販売台数(1~9月)は前年同期比37.1%増の36万7000台となり、市場シェアは3.9%に上昇。主力市場で最も高い販売成長率を記録した。欧州での販売台数は7.8%増の21万1000台、中国は26.4%増の30万1000台だった。
 起亜自動車の李在録(イ・ジェロク)副社長は「10~12月期以降は景気の先行きがさらに不透明な上、不振に陥っていた海外メーカーが本格的な販売回復に乗り出し、経営環境は厳しくなると思う」との見通しを示した。

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