【サンフランシスコ聯合ニュース】サムスン電子が独自開発した基本ソフト(OS)「Bada(パダ、海の意味)」をオープンソースとして開放することについて、米調査会社「トレフィス」が「理解に苦しむ措置」と指摘している。
 米経済誌フォーブス(電子版)に寄稿したコラムで指摘した。同コラムは米グーグルが米携帯電話機大手モトローラ・モビリティを買収したことで、サムスン電子にとってグーグルが潜在的なライバルになる可能性があるためBadaの開放を進めているのだろうと推測。Badaが米グーグルのOS「アンドロイド」陣営の脅威になる可能性があるとした上で、「世界2位の多機能携帯電話(スマートフォン)メーカーのサムスンが独自OSを公開したことは、良くないアイデア。時間の浪費に終わる可能性が高い」とした。
 さらにネット検索広告市場での売り上げを期待できないサムスンがBadaを公開するのは理解できないとし、「特許訴訟が頻発するマーケットで、危険を回避するための一種の偽装戦術ではいか」と主張した。

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