【ソウル聯合ニュース】韓日併合条約(日本側名称:韓国併合に関する条約)の発効から101年となる29日、北朝鮮が日本を激しく非難した。
 北朝鮮の対韓国窓口機関「祖国平和統一委員会」のホームページ「わが民族同士」は同日、「韓日併合条約は、白紙の紙切れにすぎない詐欺文書」と題する論評を掲載した。
 論評は韓日併合条約を「日本帝国主義が不法にねつ造し、朝鮮を奴隷にした前代未聞の国家テロ」などとし、日本が当時の朝鮮王、高宗を軍事力で脅して親日内閣によって結ばせたと述べた。
 また、「詐欺文書で不法に朝鮮半島を併合した日本は現在も独島の領有権を主張したり、歴史を歪曲(わいきょく)した教科書を検定で合格させたりしている」と批判。さらに、日本が「朝鮮東海」を「日本海」と表記したとし、「独島強奪と朝鮮半島への再侵略策動を行っている」と主張した。
 日本が過去を謝罪せずに、むしろ歪曲していることは「事大売国的な南朝鮮の当局の親日的で、こびへらう行為とも関係がある」と韓国政府も批判した。29日は平壌放送も、併合条約に関連して日本を非難している。
 北朝鮮は、今月1日に自民党議員3人が独島に近い鬱陵島を訪問するため、韓国入りを強行したことを非難。日本政府が防衛白書で独島を自国の領土だと主張する内容を盛りこんだことについても、「領土拡張のための侵略文書」と責めた。 ※注:独島の日本名は竹島
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