【ソウル聯合ニュース】米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が29日に伝えたところによると、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は27日、日本の長野県松本市で開かれた国連軍縮会議で演説に立ち、北朝鮮の新たなウラン濃縮施設建設に大きな懸念を示した。
 天野局長は、北朝鮮とイラン、シリアが核拡散防止条約(NPT)を順守していないとし、特に北朝鮮の核開発計画について、2009年4月以降、IAEAがいかなる核安全措置も取れなかったと述べ、「深刻な事案」だとの見解を示した。
 北朝鮮がウラン濃縮施設と軽水炉の原子炉を建設するとの報道に大きな懸念を示しながら、北朝鮮はIAEA総会と国連安全保障理事会のあらゆる決議を履行すべきだと指摘した。

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