【ジュネーブ聯合ニュース】国連貿易開発会議(UNCTAD)が26日に発表した世界投資報告によると、昨年における韓国の海外直接投資純流入額は前年比8.3%減の68億7300万ドル(約5300億円)を記録した。
 純流入額は2008年の84億900万ドルから2009年に75億100万ドルに減ったのに続き、2年連続で減少を記録した。一方、純流入額の順位は2008年の40位から2009年は35位、昨年は32位と上昇を続けている。
 海外直接投資純流入額は、一定期間の海外直接投資流入総額から回収額を除き、外国人投資企業の収益再投資分を加えたものを指す。
 一方、昨年は中国やブラジル、インドなど新興経済国の浮上を受け、全世界の海外直接投資純流入額のうち開発途上国が52.0%を占め、初めて先進国を上回った。また、開発途上国は海外向け投資でも全体の29.4%を占め、投資分野でのウエートを拡大した。
 UNCTADは今年の海外直接投資純流入額について、金融危機以前の平均水準となる1兆4000億~1兆6000億ドルを記録すると見込んでいる。
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