【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は朝鮮戦争の停戦協定の締結から58年を迎えた27日、米国に対し、停戦協定を平和協定に変えるよう促した。
 朝鮮中央通信は27日の論評を通じ、「朝鮮半島で対決と衝突を終息させ、恒久的な平和と安全を保障するためには、米朝の停戦状態を終わらせ、平和保障体制を樹立しなければならない」と指摘、「平和協定の締結は非核化を含む朝鮮半島問題の解決に向けた第一歩」だと強調した。
 また、「停戦協定の当事国である朝鮮と米国に敵対関係が存在する限り、相互不信を払しょくできず、非核化も順調に進まないというのが、失敗と挫折を繰り返した6カ国協議の過程が見せた教訓だ」とした上で、「平和協定の締結は信頼構築の始まりで、双方間の不信を解消し、相互尊重と平等な関係を築く制度的な担保になる」と主張した。
 朝鮮半島の平和保障問題は米朝双方と国際社会に役立ち、世界の平和発展に実質的に寄与する政治的な問題だとした。平和協定の締結問題に関する態度と立場は米国が朝鮮半島の非核化を含む地域の切迫した政治的懸案の解決に責任のある役割を果たす意向があるかどうかを判別できる試金石になると指摘した。

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