【ソウル聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は27日の閣議直後に、日本の自民党国会議員の鬱陵島訪問を事実上不許可にするよう指示した。青瓦台(大統領府)の朴正河(パク・ジョンハ)報道官が伝えた。
 自民党の領土に関する特命委員会は8月1~4日に韓国に4人の視察団を派遣し、独島北西の鬱陵島を訪問する計画を発表している。
 李大統領は「日本の議員らが鬱陵島訪問のために入国する場合、現在としては身辺の安全を保障できない」と指摘。その上で、「韓国を訪れないほうが良いと(日本政府に)通知するのはどうか」と述べた。
 また、「もし日本の議員らが入国するとしても、鬱陵島は訪れないでほしいと伝えれば、(韓国内の悪化した世論を)知って来たので、訪問しないだろう」との考えを示した。ただ、李大統領は日本政府に公文書を送るなどの具体的な指示はしなかった。
 韓国政府は現行法上、日本の議員らに対する入国禁止措置に問題ないと結論付けたという。

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