【ソウル聯合ニュース】韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)」(KSLV-1)の再打ち上げ失敗をめぐり、韓国とロシアの両政府が原因究明調査に乗り出した。
 教育科学技術部は26日、第1回共同調査団会議をモスクワで27日から29日まで開催することを明らかにした。それぞれ16人の専門家が出席する。
 昨年6月10日の再打ち上げ失敗後、プロジェクトのロシア側契約当事者で下段ロケットを開発したロシアのフルニチェフとその協力会社関係者、韓国側契約当事者で上段ロケットを製作した航空宇宙研究院の専門家は韓ロ共同調査委員会(FRB)を立ち上げたが、ことし初めまで4回にわたる会議では意見の食い違いだけが続いた。FRBの発足直後、韓国政府も航空宇宙研究院以外の産学研専門家17人からなる調査委員会を構成しているが、やはり明確な結論は出ていない。
 そのため両国政府は、プロジェクト契約当事者ではない中立的な専門家を集め、新たな共同調査団を構成することに合意し、今回初会議を開くことになった。FRBの活動は一時中断される。

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