集会を行う保守団体関係者ら=25日、浦項(聯合ニュース)
集会を行う保守団体関係者ら=25日、浦項(聯合ニュース)
【浦項聯合ニュース】自民党国会議員の視察団が独島に近い鬱陵島を訪問すると発表したことを受け、鬱陵島が属する慶尚道の保守団体関係者約100人が25日、同道・浦項市にある旅客船ターミナルで、視察団の訪問計画を強く非難する集会を開いた。
 自民党の領土に関する特命委員会は8月1~4日に韓国に4人の視察団を派遣し、鬱陵島を訪問する計画を発表している。

 集会では声明が発表され、「日本議員らの鬱陵島訪問は明白な挑発行為」と規定し、「韓国を踏みにじった過去を反省すべき日本が、再び独島を自国の領土と主張する行為は到底容認できない」と批判した。
 また、鬱陵島訪問は独島問題を争点化し、国際社会で有利な世論を形成することで、独島を自国領土にするための計略だと強調。韓国政府に対し、実質的に強く対応するよう求めた。
 一方、鬱陵島の住民は日本議員らの島入りを阻止することを決めた。集会に参加した団体は日本議員らが鬱陵島に向かって出発する8月2日に、浦項旅客船ターミナルと鬱陵島の港で旅客船の搭乗を制止するとともに、海上デモを行うなど、強力な反対運動を実施する方針だ。
 慶尚北道は道知事の名義で日本議員らの鬱陵島訪問を糾弾する声明を近く発表する予定だ。

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