チェ・ソンヒ米国担当副部長=(聯合ニュース)
チェ・ソンヒ米国担当副部長=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】今週中と予想されている北朝鮮の金桂寛(キム・ゲグァン)第1外務次官の訪米に、チェ・ソンヒ米国担当副部長が同行する可能性が高いとみられ、注目されている。
 チェ副部長は2003年8月から2008年12月まで開かれた北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議で、北朝鮮側首席代表の通訳を担当したことで知られる。6カ国協議だけではなく、米朝間の主要交渉の通訳を行い、2009年8月にクリントン元米大統領が平壌を訪問した際にも、北朝鮮側の通訳を担当するなど、英語の実力はネイティブ水準との評価だ。
 今回は通訳ではなく、北朝鮮外務省の米国担当副部長として訪米するとみられる。昨年10月に現職に就任しており、22日にインドネシア・バリ島で開かれた南北非核化会談で北朝鮮側の6カ国協議次席代表として国際外交舞台にデビューした。
 崔永林(チェ・ヨンリム)首相の養女でもあるチェ副部長は、金正日(キム・ジョンイル)総書記の配慮でオーストリア、中国などに留学したとされる。
 韓国政府関係者は、「北朝鮮外務省の実力者」と評し、今後さまざまな外交舞台に登場する可能性が高いだけに、注目する必要があると指摘した。

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