【ニューデリー聯合ニュース】インドのプラティバ・パティル大統領は、同国が今月初めに北朝鮮への緊急救護食糧支援を行ったことと関連し、「北朝鮮が当時、具体的な要請をしてきたため、政府政策に基づき慎重に考慮した末に支援を決定した」と明らかにした。
 韓国初訪問を控えているパティル大統領は22日、聯合ニュースとの単独インタビューで、北朝鮮に食糧支援を行った背景をこのように説明した。インド当局は北朝鮮に支援した食糧が迅速かつ効率的に必要な地域に分配されるよう、世界食糧計画(WFP)と協力したという。
 今回の来韓では李明博(イ・ミョンバク)大統領と会談し、2国間関係のほか、域内および世界的懸案に対して協議できることを期待すると述べた。
 また、昨年に発効された両国間の包括的経済連携協定(CEPA)に言及し、昨年に貿易量が40%増え、貿易金額が170億ドル(約1兆3300億円)を上回ったと説明。インドはCEPAを格上げする準備ができていると強調した。

Copyright 2011(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0