【ソウル聯合ニュース】ソウル・広津区の39階建て複合商業ビル「テクノマート」の高層部で5日に感知された建物の揺れは、フィットネスセンターでのエアロビクスが原因だった可能性が高いことが分かった。大韓建築学会と建物所有主のプライム産業が19日、明らかにした。
 建築学会側がこの日、原因と推定されていた同ビル12階のフィットネスセンターで、テコンドーとボクシングの動きを応用したエアロビ「テボ」を5日と同程度の23人で一斉に試したところ、38階に設置された振動計測器で常時微動の約10倍にあたる揺れが観測された。5日のテボのレッスンでは、普段とは異なる動きが20分間繰り返されたという。診断に携わった成均館大学建築工学科の李東根(イ・ドングン)教授は、建物の固有振動数とテボのリズムと一致し、振幅が拡大する共振現象が起きたと説明した。
 ただ、人が不具合を感じることから建物の使用性としては害になりえるものの、安全性に支障を与える程度ではないとした。建築学会と建物所有者側は、常時振動や台風時の振動などを計測し、建物の使用性と安全性をより精密に評価した上で、2~3か月後に最終結論を発表する予定だ。

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