【ソウル聯合ニュース】国連ミレニアム開発目標(MDGs)に向けた「聯合国際報道写真展(YIPPA)」の大賞にAP通信のエミリオ・モレナッティ記者の「コレラの犠牲者たち」が選ばれた。
 YIPPAの審査委員団は19日、71カ国から寄せられた1938作品(5536枚)の応募作品の中から、ハイチで昨年感染が広がったコレラの犠牲者の惨状を訴えたモレナッティ記者の写真を大賞に選定したと発表した。
 同写真展は、貧困・飢餓人口半減などを目指すMDGsの達成を支援するために行われる。賞金総額は9万4000ドル(約740万円)。聯合ニュースメディアグループ(聯合ニュース、聯合ニュースTV、聯合インフォマックス)が主催し、国連、外交通商部、文化体育観光部が後援する。8月10日にソウルで開幕するほか、同22日からはニューヨークの国連本部でも開催される。
 審査委員団は、審査委員長を務めたAP通信のサンティアゴ・ライオン写真担当副社長、韓国写真記者協会の孫鎔石(ソン・ヨンソク)会長、聯合ニュースの趙宝熙(チョ・ボヒ)写真部長ら8人で構成され、約1か月にわたり厳正な審査を行った。
 ライオン氏は「受賞作品の作品性が高く、満足している。写真展が国連の政策目標の実現に寄与できるだろう」と語った。
 受賞者は次の通り。(敬称略)

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▼大賞(賞金3万ドル)=エミリオ・モレナッティ(AP通信/スペイン)
▼聯合メディアグループ-国連特別賞(賞金1万ドル)=国連財団
▼金賞(賞金各5000ドル)=モハンメド・モニルッザマン(デーリー・サマカル/バングラデシュ)、ベサニー・クラーク(フリーランサー/英国)、アレックス・マシ(コービス/英国)、ニコラス・アスフリ(AFP通信/タイ)、セキグチヒロト(読売新聞/日本)、チョ・ヨンホ(韓国日報/韓国)
▼銀賞(賞金各3000ドル)=カルロス・スポットルノ(ゲッティイメージズ/スペイン)、チャーリー・リーデル(AP通信/米国)、アンドレ・リオン(EPA/ブラジル)、オーケ・エリクソン(オーロラフォトズ/スウェーデン)、パトリック・ファレル(マイアミ・ヘラルド/米国)、ファルーク・カーン(EPA/インド)
▼銅賞(賞金各1000ドル)=ヘリベルトゥス・プルノモ(コンパス/インドネシア)、プロバル・サブジ(フリーランサー/バングラデシュ)、レベッカ・ブラックウェル(AP通信/米国)、クラウス・クリステンセン(ゲッティイメージズ/デンマーク)、エド・カシ(VIIフォト/米国)、ルカ・ソラ(エンブレマフォトエージェンシー/イタリア)
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