【ソウル聯合ニュース】統計庁は14日、昨年実施した国勢調査を基準に市・道別の人口密度を計算したところ、ソウル市の人口密度は1平方キロメートル当たり1万6189人となり全国で最も高く、全国平均(486人)の34倍に上ったと発表した。
 次いで、釜山市(4452人)、光州市(2946人)、大田市(2781人)、大邱市(2767人)、仁川市(2586人)、京畿道(1119人)、蔚山市(1022人)の順だった。人口密度が最も低かったのは江原道(88人)だった。
 ソウル市の人口密度は1990年の1万7532人をピークに、20年連続で低下している。これに対し、ソウル郊外に位置する京畿道の人口密度は1990年の571人から昨年は1119人と96%増加し、全国最高の上昇率を記録した。ソウル市と仁川市の人口が京畿道に移動したためで、昨年、京畿道には人口の1.2%が転入してきたが、ソウル市からは人口の1.1%が転出した。
 大都市の拡張により、周辺の中小都市に人口が移動する現象は釜山と慶尚南道でも見られる。釜山の人口密度は2000年の4820人から昨年は4452人に減ったが、慶尚南道は同期間283人から300人に増えている。
 統計庁関係者は地域の人口密度の変化は主に就職のための人口移動によるものだと説明した。

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