【漆谷聯合ニュース】慶尚北道漆谷郡の在韓米軍基地「キャンプキャロル」にベトナム戦争で米軍がまいた枯れ葉剤の入ったドラム缶が埋められたとされる問題と関連し、調査を行ってきた韓米共同調査団は8日、漆谷郡庁で会議を開催し、これまでの調査の結果と今後の土壌サンプル採取計画について明らかにした。
 調査団によると、先月2日から今月6日まで、同基地のヘリポート第1地域で枯れ葉剤の入ったドラム缶を探すため、地中レーダー(GPR)、比抵抗法の電気探査、磁力探査の三つの方法による探査を実施した結果、異常な兆候を示す区域があった。
 ヘリポート付近は枯れ葉剤問題の発端となった場所だ。米国の地方テレビ局は5月、元米軍兵がヘリポートに近い基地の裏側にドラム缶を埋めたと証言したインタビューを報じた。
 探査結果を受け、共同調査団は同基地内の40か所の土壌サンプルを採取し、追加調査を実施することで合意した。追加調査の最終分析結果は8月末ごろに発表される予定だ。

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