【ソウル聯合ニュース】経済協力機構(OECD)が5日までに公表した加盟国のブロードバンド統計によると、韓国のモバイルブロードバンドの加入者数(昨年末)は4540万人で、普及率は89.8%となり、調査を実施した加盟国34カ国のうち1位を記録した。OECD平均(41.6%)の2倍を上回っている。
 報告書では256キロビット以上の高速無線インターネットを対象にした。
 韓国に次いで普及率が高いのは84.8%のフィンランド、82.9%のスウェーデン、79.9%のノルウェー、76.7%の日本の順。
 OECD加盟国のモバイルブロードバンド加入者数は5億1200万人だった。昨年6月末より10%増加した。
 報告書は高機能携帯電話(スマートフォン)とタブレッド端末の人気がモバイルブロードバンドの成長をけん引していると分析している。低額のモバイルデータ定額制、IPTVなど有線・無線通信の融合製品の増加もブロードバンド拡大の要因に挙げている。
 OECD加盟国の有線ブロードバンド加入者数は前年比で6%増えた。有線ブロードバンドがスタートして以来、最も低い増加率となる。報告書は「多数のブロードバンド市場がすでに飽和状態になったため」と分析している。
 OECD加盟国の有線ブロードバンド普及率は平均で24.9%だった。韓国は34.0%で、オランダとスイス(いずれも38.1%)、デンマーク(37.7%)、ノルウェー(34.6%)に次ぐ5番目だった。

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