【ソウル聯合ニュース】韓国法務部は30日、17歳以上で91日以上滞在する予定の外国人を対象に、入国審査で10本の指の指紋採取と顔写真の撮影を義務化する制度を7月1日から施行する。来年1月からは外国人全員を対象に指紋と顔写真を登録させる制度を導入する方針だ。
 同部はすでに韓国で長期滞在している外国人に対しては、出入国管理事務所の混雑などを考慮し、来年1月から指紋を登録させるとしている。
 登録された指紋は事件・事故が発生した際に本人の身元を確認するほか、国内で発生した外国人犯罪の科学捜査資料、自動出入国審査システム、長期滞在中の外国人に対する社会保障制度などに活用される。
 同部関係者によると、1~6月に外国人登録をした外国人は約17万7000人で、7月から年末までに約20万人が指紋登録をすると予想している。
 韓国では2003年末、1年以上の滞在者に指紋の登録を義務付けた外国人指紋登録制度が廃止されたが、昨年4月、出入国管理法改正案が国会で成立。同年9月から同制度の第1段階措置として過去に犯罪を犯した外国人などを対象に選別的に指紋を確認する制度を施行していた。

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