【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が金剛山観光地区内の資産を整理するため韓国側担当者の訪朝を求めたことを受け、韓国の政府関係者と民間事業者ら12人が29日に金剛山を訪問したが、北朝鮮側と実質的な論議は行われなかったと伝えられた。
 統一部が明らかにしたところによると、資産整理に関する協議の日程をめぐり南北間の見解に見隔たりがあり、協議らしい協議をすることができなかった。このため、北朝鮮側が予告した「資産整理のための追加措置」に関する通達もなかったという。
 北朝鮮側からは金剛山観光実務を総括する名勝地総合開発指導局の関係者らが出席した。
 統一部のソ・ドゥヒョン社会文化交流課長を団長とする韓国の官民訪朝団は、同日午前9時40分ごろ東海線南北出入事務所から軍事境界線(MDL)を越え北朝鮮側に入り、午後3時40分ごろ同じルートで韓国側に戻った。

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