【モスクワ聯合ニュース】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記がロシアのメドベージェフ大統領と首脳会談を行うため29日に極東沿海地方を訪れるようだと、沿海州の政府情報筋が28日に明らかにした。
 金総書記は列車でロシア入りすると予想され、29日にロ朝国境地域に位置するハサン駅を通過するのに備え、ロシア鉄道当局が準備を進めていると伝えた。金総書記が列車に乗りロシアと北朝鮮の国境を流れる豆満江を渡れば、ロシアで最初に通過することになるのが、このハサン駅だ。
 金総書記の列車が具体的にいつごろ国境を越えるか、ロ朝首脳会談がいつ開かれるかについては明らかにしていない。
 モスクワの別のロシア政府筋も、極東地方が金総書記の訪問に備え準備をしているのは事実だと認めた。ただ、「状況はいつでも変化する可能性があるだけに、確実にロ朝首脳会談が開かれるとみることはできない」と述べるなど、慎重な姿勢だ。
 金総書記の訪ロ説について、韓国政府高官筋は「(ロシアに)行く方向で見ており、注視している。全般的にみて訪問の可能性が高いものの、違う可能性も排除していない」と話している。

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