【ソウル31日聯合ニュース】統計庁が31日に発表した4月の産業活動動向によると、同月の鉱工業生産は前年同月比6.9%増加した。前月比では1.5%の減少。鉱工業生産の不振は石油化学産業の設備補修と自動車新モデル設備の交代、携帯電話部品の需給支障などによる。
 製造業の平均稼働率は80.5%で、前月より2.0%ポイント下落した。
 現在の景気状況を示す一致指数の循環変動値は前月より0.7ポイント下がった。今後の景気を予告する先行指数は前年同月より0.5ポイント低かった。両指数はこれで3か月連続の同時下落となった。
 4月の鉱工業生産を業種別にみると、前年同月比で映像音響通信(マイナス18.2%)、電気装備(マイナス5.7%)、化学製品(マイナス2.0%)が不振な一方、半導体・部品(20.6%)、自動車(8.5%)、機械装備(10.4%)などは増加した。
 前月比では、半導体・部品(2.9%)、その他運送装備(4.5%)、石油精製(4.2%)などが増えたのに対し、化学製品(マイナス8.0%)、自動車(マイナス4.3%)、映像音響通信(マイナス6.7%)などは減少した。
 在庫は前年同月比で8.9%増加、前月比では1.1%増えた。製造業の在庫率指数(在庫数量を出荷数量で割って在庫率を指数化)は97.7で、前月に比べ2.7ポイント上昇した。
 4月のサービス業生産は、前年同月比が3.1%増、前月比では横ばいだった。

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