製造業の平均稼働率は80.5%で、前月より2.0%ポイント下落した。
現在の景気状況を示す一致指数の循環変動値は前月より0.7ポイント下がった。今後の景気を予告する先行指数は前年同月より0.5ポイント低かった。両指数はこれで3か月連続の同時下落となった。
4月の鉱工業生産を業種別にみると、前年同月比で映像音響通信(マイナス18.2%)、電気装備(マイナス5.7%)、化学製品(マイナス2.0%)が不振な一方、半導体・部品(20.6%)、自動車(8.5%)、機械装備(10.4%)などは増加した。
前月比では、半導体・部品(2.9%)、その他運送装備(4.5%)、石油精製(4.2%)などが増えたのに対し、化学製品(マイナス8.0%)、自動車(マイナス4.3%)、映像音響通信(マイナス6.7%)などは減少した。
在庫は前年同月比で8.9%増加、前月比では1.1%増えた。製造業の在庫率指数(在庫数量を出荷数量で割って在庫率を指数化)は97.7で、前月に比べ2.7ポイント上昇した。
4月のサービス業生産は、前年同月比が3.1%増、前月比では横ばいだった。
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