昨年11月、北朝鮮の砲撃を受けた延坪島を視察する金首相=30日、延坪島(聯合ニュース)
昨年11月、北朝鮮の砲撃を受けた延坪島を視察する金首相=30日、延坪島(聯合ニュース)
【ソウル30日聯合ニュース】金滉植(キム・ファンシク)首相は30日午前、昨年11月に北朝鮮による砲撃で被害を受けた仁川・延坪島を訪れ、韓国軍海兵隊員と住民を激励した。
 ヘリで島に到着した金首相は、海兵隊延坪部隊を訪問。部隊状況について説明を受けた後、「北朝鮮のいかなる挑発にも断固として対応できるよう、実戦さながらの訓練と確固たる対応態勢を備えてほしい」と指示した。
 また、砲撃を受け損壊した住宅の再建事業の起工式に出席。早期の復興に向けた政府の意思を示した。島の至る所に残る砲撃の痕跡は朝鮮半島の厳しい安保状況を改めて告げるものだと述べ、「北朝鮮のいかなる挑発にも罪のない住民が再び被害に遭うことがないよう、万全の対応力を備えていく」と約束した。
 金首相は島民らと昼食を兼ねた懇談会に出席した後、昨年3月に起きた韓国哨戒艦「天安」沈没事件の現場に近い白ニョン島を訪問する。「天安」沈没事件の慰霊塔に献花、焼香した後、ソウルに戻る予定だ。

Copyright 2011(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0