乗組員がストライキを行っている柳成企業の牙山工場=23日、牙山(聯合ニュース)
乗組員がストライキを行っている柳成企業の牙山工場=23日、牙山(聯合ニュース)
【ソウル23日聯合ニュース】自動車エンジン中核部品メーカーの柳成企業が18日からストライキのため生産を中断している。生産中断が今月末まで続けば、現代自動車、起亜自動車、韓国GM(旧GM大宇)、ルノーサムスン、双竜自動車の韓国完成車メーカー5社の生産支障は5万台に達すると、自動車業界が推計を示した。
 全国民主労働組合総連盟(民主労総)所属の柳成企業は、23日午前も工場の生産ラインを占拠し、ストを継続している。
 現代自の蔚山工場はこの日、「ツーソンix」ディーゼルエンジンモデルの生産がストップ。午後には「サンタフェ」生産ラインの2時間の残業が不可能になる見通しだ。
 起亜自は20日に所下里工場「カーニバル」生産ラインの夜間生産を中断したが、エンジンの供給が途絶えているため、依然、正常化できずにいる。
 韓国経営者総協会は、柳成企業労組の違法ストで生じた会社側の直接被害額は、1111億9600万ウォン(約83億2000万円)に上ると明らかにした。

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