韓国に戻ってきた外奎章閣図書のうち第2次返還分=29日、永宗島(聯合ニュース)
韓国に戻ってきた外奎章閣図書のうち第2次返還分=29日、永宗島(聯合ニュース)
【永宗島29日聯合ニュース】フランス艦隊が江華島を侵略した丙寅洋擾(1866年)の際に持ち出した外奎章閣図書のうち第2次返還分73冊が、145年ぶりに祖国に戻った。
四つの箱に厳重に梱包(こんぽう)された外奎章閣図書は29日午前、仁川国際空港に到着。航空会社側が準備した抗温・抗湿の特殊コンテナに積載された外奎章閣図書は、税通関手続きを経て、図書を保管・管理するソウル・竜山の国立中央博物館へ、無振動特殊車両で運ばれた。
 これに先だち今月14日に、フランス国立図書館が所蔵していた外奎章閣図書296冊のうち第1次分75冊が韓国に返還された。
 外奎章閣は、朝鮮時代に王室関連の文書・図書を保管していた図書館。丙寅洋擾の際、蔵書297冊がフランスに持ち去られ、1冊は1993年に返還されている。昨年11月に李明博(イ・ミョンバク)大統領とサルコジ大統領が、5年単位の貸与更新の形で事実上、韓国に返還することで合意。5月27日まで4回に分け、すべてが韓国に返還される。
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