朝鮮半島西側の黄海で2009年に完成した可居礁海洋基地=(聯合ニュース)
朝鮮半島西側の黄海で2009年に完成した可居礁海洋基地=(聯合ニュース)
【ソウル15日聯合ニュース】韓国政府が独島沖で建設を進めている総合海洋科学基地の施工者に、現代建設と大宇建設のコンソーシアムが選定された。出資比率は現代建設55%、大宇建設45%。両社は今月中に建設に着手し、2012年12月までに完成させる計画だ。
 科学基地は独島から北西に1キロメートル離れた海上に建設される。延べ面積は2700平方メートル、総事業費は430億ウォン(約33億円)。東海(日本名:日本海)の海洋、気象、地震、環境などを観測する無人の自動化システムを設置する予定だ。韓国政府としては、海洋と気象などの研究だけでなく、独島の実効支配を強化したい狙いもある。
 これに対し、日本では松本剛明外相が15日の衆議院外務委員会で「到底受け入れることはできない」と批判。自民党の石破茂政調会長も14日に在日韓国大使館を訪れ抗議するなど、反発が広がっている。
 韓国は独島について、「最東端に位置する韓国領土で、日本政府が竹島と呼び、自国の領有権を主張している」としている。

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