【ソウル12日聯合ニュース】米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した高機能携帯電話(スマートフォン)に、グーグルの検索エンジンが標準装備されることに対し、韓国のポータルサイトが独占禁止法違反(不公正な取引方法)に当たるとして、対応策を検討している。
 韓国大手ポータルサイト「ダウム」関係者は12日、「アンドロイド搭載のスマートフォンにグーグルの検索エンジンが標準装備されるのは不公正だと判断し、公正取引委員会に訴える案を検討している。早ければ来週に最終結論を下す」と明らかにした。
 韓国最大のポータルサイト「ネイバー」関係者は、「問題意識を持っている。ダウムと一緒に行動するか、別途にするかはまだ決まっていない」と話した。
 両サイトはすでに昨年からモバイル検索市場でグーグルの急成長を受け、共同で対応案を模索してきた。両社はインターネットウェブ検索市場で1けたのシェアにとどまっているグーグルが、「アンドロイド」に自社の検索エンジンを標準装備させ、モバイル検索市場のシェアが大幅に上昇したと主張している。
 しかし、グーグルは「アンドロイド」搭載スマートフォンに自社の検索エンジンを採用するよう強要していないと主張している。さらに、「アンドロイド」が無料オープンプラットフォームであることを考慮すると、採用は携帯電話メーカーの選択と言える。このため、韓国のポータルサイトの主張は説得力に乏しい。
 実際、一部のスマートフォンでは「ネイバー」を検索エンジンに搭載していおり、韓国ポータルサイトの主張が受け入れられるか、注目される。

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