討論会を主催した米民間シンクタンク、アスペン研究所ドイツ支部の局長によると、討論は米朝関係正常化、北朝鮮の非核化、通常兵器の縮減、南北経済協力を含む国際社会との経済協力、平和協定締結問題の5つをテーマに行われた。具体的な内容や討論の雰囲気、米朝の立場の違いなどについては明らかにできないとしたうえで、北朝鮮側が出国前に空港で記者会見を行い、関連内容を公表すると伝えた。討論会の結果には満足感を示した。
北朝鮮側からは李局長のほか、チェ・ソンヒ米国局副局長、外務省傘下軍縮平和研究所のファン・テヒョク、ファン・ミョンシム研究員ら6人が、米国側からはピッカリング元国務次官を団長に、フォード元国務省核不拡散特別代表、リビア元コリアソサエティー会長らが出席した。
北朝鮮代表団は25~26日にベルリンで開かれた別の討論会にも出席している。この討論会については、アスペン研究所の主催ではないため詳細は不明だとした。今回の討論会が政治的問題についてのものとすれば、ベルリンでの討論会はより技術的問題に関するものだったと承知していると、ドイツ支部局長は話している。
一方、米国務省のアインホーン調整官は28日にカーネギー財団主催のセミナーに出席し、米朝間で非公式レベルで議論が行われるとしても、何より重要なのは南北が向き合い、昨年の北朝鮮の挑発的行動に対する韓国側の懸念に北朝鮮がしっかり答えることだと強調した。
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