【ソウル8日聯合ニュース】放送通信委員会は8日、身元の特定できないハッカーによるサイバー攻撃が発生したと明らかにした。
 ハードディスク削除用の悪性コードを正常保安パッチのファイルに偽装し、機関や企業内部のパッチ管理システムにつながっているすべてのパソコンへ自動的に流布していると、同委員会は説明した。
 委員会は、このようなハッキングによる被害を防ぐよう徹底した点検とモニタリングを機関や企業に促した。また、この新たな攻撃で個人用のパソコンがハードディスク破壊などの被害を受ける恐れがあるため、インタネットユーザーにウイルス対策ソフトの設置など情報セキュリティーのルールを守るよう勧めた。
 韓国で4日から始まった国家機関や金融機関、主要インターネット企業のウェブサイトに対するハッカー(DDoS)攻撃で、パソコンのハードディスクが破壊したとの被害申告が8日午後3時現在、522件に達したという。
 大統領府や国防省を含む政府機関、在韓米軍、大手ポータルサイトや都市銀行など計40のウェブサイトが4日、大規模なハッカー攻撃を受けた。特に大きな被害は出なかったが、今回の攻撃が2009年7月に北朝鮮によるハッカー攻撃と類似しており北朝鮮関与の可能性が疑われている。

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