【ソウル28日聯合ニュース】製造業と非製造業の景況感を示す指標が2月はいずれも下落した。
 韓国銀行が28日に発表した2月の企業景気実査指数によると、製造業の景況判断指数(BSI)は88と、2009年8月の86以来の低水準だった。非製造業の業況BSIも79で、2009年9月の78以降で最低となった。
 BSIは100を上回ると、景気を良いとみる企業が悪いとみる企業より多いことを意味し、100未満ならばその逆となる。
 製造業部門では2月の採算性BSIは80で、前月比5ポイント下落。売上高BSIは前月比1ポイント低下の103となった。
 非製造業部門では売上高BSIは前月比6ポイント下落の90、採算性BSIは前月比2ポイント下がり87となった。
 ただ、先行きについては、改善を見込む企業が多かった。製造業の3月の業況BSIは5ポイント、売上高BSIは6ポイント、稼働率と新規受注BSIはそれぞれ5ポイント上昇した。生産と原材料仕入価格、製品販売価格BSI見通しもいずれも4ポイント上昇した。非製造業の3月の業況BSI見通しは85で、前月の84とほぼ同水準だった。
 金融当局者は2月の採算性が悪化し、企業の景況感が悪化したとみている。だが、船舶と自動車の輸出状況が好転しており、気温が上がれば売上高が増えるとの期待が高まり、来月の業況見通しは改善したと説明した。
 調査は14~21日、製造業1583社と非製造業860社、計2443社を対象に実施した。調査対象企業の多くは経営問題として、国内需要の低迷と競争激化、不透明な経済状況などを挙げた。

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