【ソウル25日聯合ニュース】市民団体の経済改革連帯と現代自動車の小額株主14人が会社に損害を与えたとして、現代・起亜自動車グループの鄭夢九(チョン・モング)会長と現代モービスの金東晋(キム・ドンジン)副会長に計1兆900億ウォン(約792億円)の賠償を求めた訴訟の判決で、ソウル中央地裁は25日、両氏に826億ウォンの支払いを命じた。
 原告は、現代・起亜自グループの系列会社が同グループの物流会社のグロービスを不当に操作し、グロービス設立当時、出資持ち株を現代自でなく鄭会長と息子の義宣(ウィソン)氏(現代自副会長)が取得したと主張。このため公正取引委員会から507億ウォンの課徴金が科されるなど会社に損害を与えたとし、2008年に提訴した。
 これに先立ち、現代宇宙航空と現代鋼管の違法な有償増資により会社に損害を与えたとして、ほかの株主らが起こした訴訟の判決では、同地裁が鄭会長ら現代自側に700億ウォンを賠償するよう命じた。

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