リビアの韓国人出国支援、清海部隊「崔瑩」を急派

【ソウル24日聯合ニュース】国防部は24日、反政府デモが続くリビアに居住する韓国人の出国を支援するため、アデン湾で任務を遂行している韓国軍清海部隊の国産駆逐艦（KDX－II、4500トン級）「崔瑩」を現地に急派したと明らかにした。
　リビアなどアフリカ・中東の情勢悪化について可能な限りの手段を動員し韓国人を安全に出国させるという、政府方針に基づく措置だと説明した。海外在住韓国人の出国支援のため軍艦を派遣したのはこれが初めて。
　国防部関係者によると、「崔瑩」は韓国時間24日午後にアデン湾海域からリビアに向けて出発。3月第1週にリビア北部に到着する予定だ。
　ただ、今回の派遣は、チャーター便を利用した韓国人のリビア出国計画に支障が生じた場合に備えてのもので、空路出国が十分にできれば、途中で引き返すこともあり得るとした。
　軍関係者は「ひとまず航空機で出国させ、残る韓国人の移動が困難な場合にリビア北部の港から輸送を行う」と説明した。
　24日午後現在、リビアには1300人ほどの韓国人が残っていると伝えられる。