主力モデルの1つ「スポーテージR」=(聯合ニュース)
主力モデルの1つ「スポーテージR」=(聯合ニュース)
【ソウル28日聯合ニュース】起亜自動車が昨年通年で初めて当期純利益2兆ウォン(約1480億円)を突破するなど過去最大の業績を上げた。
 同社は28日、韓国工場の生産ベースで昨年は国内外で140万293台を販売したと明らかにした。国内は前年比17.5%増、輸出は25.5%増となり、全体で22.6%の伸び率を記録した。
 また、売上高は前年比26.3%増の23兆2614億ウォン、営業利益は同46.8%増の1兆6802億ウォンを記録し、過去最高を更新。当期純利益は同55.4%増の2兆543億ウォンで初めて2兆ウォンの大台を突破した。営業利益も同1.0ポイント増の7.2%を記録した。
 起亜自は昨年の対ドルでのウォン高にもかかわらず、新車の相次ぐ投入による販売増で収益が高まり、市場の予想を上回る「アーニングサプライズ」につながった。その上、海外工場からの持ち分法利益と利子費用減少に伴う営業外の利益増加で当期純利益も上昇したと分析される。
 海外工場の生産分を含む全体の販売台数は前年比26.5%増の208万8000台となり、世界シェアも2.9%で過去最高をマークした。今年は国内を含む世界市場で、前年比14.1%増の243万台を目指す。
 同社財経本部長の李在録(イ・ジェロク)副社長は、「市場需要に柔軟に対応できるグローバル生産・販売体制を基盤に、今年の事業目標以上の成果を達成できるよう努力する」と話した。

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