発言する李大統領(中央)=29日、ソウル(聯合ニュース)
発言する李大統領(中央)=29日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル29日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は29日、国防部の新年業務報告を受けた席で、将軍から「身を削る覚悟」で率先して国防改革に当たってほしいと求めた。
 李大統領は、「民間は21世紀に発展を続けるため世界と競い、生き残り競争のなかで無限の発展を遂げたが、軍は(朝鮮)戦争後60年間安住していた」と述べ、思い切った変革を促した。また、過去には民間企業が簡潔な報告という軍のやり方を多く受け入れていたが、今では民間がより簡潔になり、軍はより官僚化したと指摘した。
 続けて、「軍の改革は自己犠牲なしには実現し得ない」とし、組織や個人の利己主義のため、改革をややためらう人がいることは事実だが、そうなれば信頼を得られないと強調した。
 李大統領は、「韓国は戦争を目的にはしない。戦争を抑止し、挑発を抑えることが第一の目標だ。だが、(北朝鮮の)挑発を受ければ勝利せねばならず、強力な対応を取らねばならない」と説明した。戦争を抑制するには、強い対応力と実現の勇気、国民の団結力が必要だとした。

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