金人民武力相の発言は、金正日(キム・ジョンイル)総書記の朝鮮人民軍最高司令官選出19周年(24日)を記念し、平壌で開かれた中央報告大会での報告で出たもの。
発言について、東国大学の金榕鉉(キム・ヨンヒョン)北朝鮮学科教授は「実際の行動を念頭に置いたものというよりは、対外的に決然たる意志を示し、北朝鮮住民らの自信を高め、結束を固めようという意図があるとみられる」と述べた。
北朝鮮は7月にも、東海(日本名:日本海)で実施された韓米合同軍事演習を非難しながら「核抑止力に基づくわれわれ式の報復聖戦を開始することになる」と強調した。しかし、今回は、先月のウラン濃縮施設公開後の発言であるため注目される。
金人民武力相はまた、「南朝鮮(韓国)の傀儡(かいらい)が黄海で侵略戦争演習を行い、われわれに反対する砲射撃を立て続けに加える軍事的挑発を強行したことは第2の朝鮮戦争勃発(ぼっぱつ)を狙った侵略計画が実践段階に差し掛かったことを示している」とし、「敵がわが祖国の天、地、海を0.001ミリでも侵犯すれば、わが人民軍隊はちゅうちょせずに強力な物理的打撃を加え続ける」と威嚇した。
Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0