「ムスダン」の弾頭重量は1~1.2トンで、円形公算誤差(CEP)は1.6キロメートルに上ると推定され、これは核弾頭搭載が可能か、核弾頭搭載が基本仕様だという意味だと指摘した。
「ムスダン」は昨年基準で50発が配置されている。全長12~18.9メートル、直径1.5~2メートルで、 射距離は約3000~4000キロメートル。発射重量10トン級の液体燃料推進方式ミサイルで、旧ソ連が1950年代末から1960年代にかけて開発した短距離弾頭ミサイル「R27(SSN6)」を基に1990年末から開発に着手し、2005年に完成した。10月の軍事パレードでは、「ムスダン」を1発ずつ装着した移動式発射台(TEL)8台が行進した。
技術情報センターは、「ムスダン」を軌道方式で発射すれば、日本を攻撃することも可能だと強調した。
また、軍事パレードで公開された弾道ミサイル「ノドン2号」は、弾頭重量700キログラム、最長射距離1500キロメートルで、円形公算誤差は250~500メートルになると推定した。
軍事パレードの最後に登場した新型地対空ミサイル(SAM)システムは、これが初公開だったため、実態の把握が難しいとしている。
このほか、同様に公開された自走射撃統制装置や自走位相配列レーダー、円筒型発射台を搭載した自走ロケット発射機は外見上、ロシア式のパトリオットと呼ばれる「S300」、または中国製地対空ミサイル「FT2000」を北朝鮮が改良したものと推測されると伝えた。輸出用に開発された「FT2000」は、最長射距離100キロメートル、迎撃高度は3~20キロメートル。北朝鮮が「FT2000」を輸入したとすれば、中国の技術者が改良に加わった可能性もあるとみられる。
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