【ソウル23日聯合ニュース】金滉植(キム・ファンシク)首相は23日、正当な原則と手順にのっとった韓国海洋主権の守護という次元から、違法操業などの行為は必ず厳罰すべきだとの考えを示した。
 仁川の海洋警察庁開かれた「海洋警察の日」記念式に出席し、あいさつの中で述べたも。「海を先占するための世界各国の競争が激化している」と指摘した。黄海で18日に発生した中国漁船が韓国警備艇に体当たりし沈没する事件と関連し、中国が韓国政府に責任を取るよう求めてきたなかでの発言とあり、注目される。
 また金首相は、海洋警察はことし相次ぐ北朝鮮の武力挑発に対応し、海軍哨戒艦撃沈事件では兵士らの救助に当たり、延坪島砲撃では島民の安全のために軍とともに最善を尽くしたと評価した。今後も万全の対応態勢を整え、北朝鮮の武力挑発には強力に対応していくと強調した。
 この日は海洋警察設立57年を記念する「海洋警察の日」で、金首相、国土海洋部の鄭鍾煥(チョン・ジョンファン)長官、海洋警察幹部・職員ら500人余りが出席するなか、式典が行われた。

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